コーヒー豆についての知識

コーヒー好きな人にとって気になってくるのがコーヒー豆について、これからコーヒーにもっと関心を寄せてみたい、そう考えている人にむけてのあれこれを紹介いたします。

コーヒーの栽培について

コーヒーノキが正式名称で、農園で栽培されているのがコーヒーです。野生でも生育されている木で、放置しておくとおおよそ10mくらいにまでその大きさは育ちます。農園では剪定されて大体2ｍ程度が最大、収穫のしやすいサイズで栽培しています。大体コーヒーノキは2～3年程度で一人前とされています。花が咲くのはもっと早い時期で、発芽後白い花が咲きます。その花のあとに果実ができて、それが熟していき、大体7～9カ月後にコーヒーの実の収穫時期が来ます。この時のコーヒーの実は赤くサクランボのような見た目、そのため「コーヒーチェリー」と呼ばれています。このチェリーのような部分ではなく、果肉を除いて内果皮に包まれた種子がいわゆるコーヒー豆とされており、二個一組で入っています。それを収穫して大きさを整えるために選別、機械を利用するときもあれば熟練工による選別が行われる場合もあります。

そこから品質を守るための鑑定も行われて、コーヒーはグレードをつけられていくのです。栽培・収穫・選別・鑑定……こうした手順で漸く漸く焙煎前の状態に持っていけます。そしてここから焙煎ですが、何故これを行うかというと香り、苦味、褐色色素の生成をさせるために行っています。それまでは果実の種同様でしたが、この焙煎の過程があってようやくコーヒー豆として連想されるものになるのです。そしてこの焙煎度合によって風味が異なります。浅煎りの場合はまだ生豆の風味が感じられる、フルーティな状態です。この状態ですとさっぱりとした酸味が特徴で、軽い口当たりのコーヒーになります。次に中煎り、これが一番日本人に馴染みがある焙煎度で、市販のコーヒーの殆どがこれです。

最後に深入り、これは朝の眠気を吹き飛ばすようなビターな味わいが特徴、食後のコーヒーとしてもおすすめの焙煎度です。焙煎まで行って漸く、あの芳醇な香りのコーヒー豆が出来上がります。手間暇かけて作られたコーヒー豆、そしてここから更にこだわりの味わいを目指したブレンドをして、粒度を考えて粉にしていきます。勿論家庭でも購入した豆を粉砕したり、あるいはお店であらかじめ抽出方法にあわせた粉砕をしてもらったりと好みの形で購入可能です。

生の豆を焙煎する

収穫したコーヒーチェリーの中にあるコーヒー豆、これはまず焙煎する作業が必要です。生の豆の状態から焙煎していくにつれて、段階によって風味が変わります。焙煎士という肩書を持っている人もいるほど、その具合は非常にデリケートです。ざっくり言うと三段階、ここではその焙煎度によってどんな風味になるのかを紹介いたします。まずは浅煎り、これは生の豆の風味も大事にしている状態といえます。コーヒーチェリーのフルーティな味わいを残している状態で、軽い口当たりのコーヒーが抽出できる状態です。そして中煎り、これは更に煎った状態であり、市販のコーヒーをイメージするならもっとも近い状態といえます。日本人にとって馴染みの深い焙煎度です。

最後に深煎り、これはしっかり目の焙煎度でビターな味わいを出しています。抽出されるコーヒーは食後にもちいたりするような、口内をリセットしてくれるような風味があります。自宅で焙煎は可能ですが、少々難しい段階です。道具は揃いやすいのであとはノウハウを得てから実践がおすすめです。もしお店で購入する場合は産地と一緒にこの焙煎度は明記されています。そのため好みの焙煎度を探して購入をおすすめいたします。

実は自宅でも可能？

コーヒーの木は実は家庭で育てる方法も紹介されているほどで、家庭菜園のような感覚で家庭に取り入れることもできます。勿論上手に育てれば収穫が可能、そのための調整は難しいかもしれませんが、うまくいけば自宅でもコーヒー豆は作れます。そしてその後の工程である生の豆の焙煎や豆挽、抽出も全て自宅で簡潔できるのです。コーヒーを本格的な趣味とするのであればぜひチェックしておきたいことばかりです。焙煎などの方法はネットで掲載されていますし、また豆挽に必要な機械も家庭用で入手可能です。

手動・電動で選べるのでどちらかを購入はもちろんのこと、それぞれに良さがありますので両方購入してその時の気分によって使い分けするのも雰囲気がでておすすめです。抽出はさまざまな方法がありますが、豆挽の段階の粒度で簡単に抽出できる状態もあればコーヒーメーカーを必要とする場合もあります。このあたりの調整は豆挽の段階で自由にできるので、抽出方法にあわせた粒度をおすすめいたします。例をあげるとすると水出しコーヒーは細挽き、エスプレッソは極細挽き、コーヒーメーカーでは中挽きがおすすめです。

世界三大コーヒー豆も

美味しいコーヒー豆は結局どれ？と思うかもしれないです。勿論好みがありますので万人がこれを好き！というわけではないですが、世界的に認められているコーヒー豆があります。それがブルーマウンテン、キリマンジャロ、コナです。いずれもコーヒー豆に詳しくなくても聞いたことがある銘柄かもしれないです。ブルーマウンテンはコーヒーの王様とまで言われている銘柄で、全てのバランスがよく、コーヒーに求められるものが全て含まれているとされている銘柄です。香りも芳醇で、ファンが非常に多いです。そして次にキリマンジャロ、これは野性味が魅力的で、強い酸味が特徴的です。コクがあって甘い香り、これもファンが多く、銘柄としても有名です。最後にコナ、これはアメリカのハワイで栽培されているコーヒー豆で苦味が弱く非常に飲みやすいコーヒーが抽出できます。苦味が強い、酸味が強いコーヒーが苦手でも美味しく飲める、そんなコーヒーです。三大コーヒーを飲む機会があればぜひ飲んでいただきたいところ、ストレートでならよりその味わいが強く感じられます。

コーヒー豆についてのまとめ

コーヒー豆は非常に奥深いので一口にはいえないです。しかしそれをわかりやすく解説しつつ販売しているコーヒー豆専門店があるのでぜひ覗いてみるのをおすすめいたします。通販で購入ももちろん可能！商品ページで確認しながらゆっくり自分好みのものを選べます。